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2024.04.06 10:42

勝つ料理おまけ(ニシン・サンマ・鰹木)

勝つ料理おまけ(ニシン・サンマ)「かど」と呼ばれる魚が2種類いる。ニシンの地方名である「かど」は青森県・秋田県・山形県の山間部・福島県会津地方などで残る。実はニシンの卵巣である「カズノコ(数の子)」とは、「かどの子」が訛って「かづ(数)の子」と置き換わったものというのが通説とされ...
2024.03.30 02:36

カツオのタタキ(カツオの語源おまけ)

土佐の国(高知県)は古くから漁業が盛んで、釣り漁や網漁などで出荷用の魚種を捕獲し、それを近畿圏や関東方面の大消費地に向けて加工し輸送する。しかし網漁などでは、目的の魚ではない生き物がしばしば混漁される。磯魚などはすぐに内臓を処置しておかないと身に磯臭さが回ってしまい商品とするのは...
2024.03.10 05:43

勝つ料理(カツオ・カジメ)

カツオは日本の食文化に非常に重要な影響を与えた魚である。それは「ダシ」を使う調理法が和食の根幹であり、それは日本人の歴史と密接に関わっている。和食はほぼ肉類を使わず、野菜を中心とした具材を煮炊きによる汁物が副菜とするスタイルであるので、淡白な味わいに”うま味”を加える「出汁」が欠...
2024.02.24 03:47

「アイ」の一族(アイナメ・アユ・アイゴ・エイ)

「アイ」が名前に付く魚は、語源の謎もほぼ同じで非常に面白いのでまとめて紹介しようと思う。先ずは「アイナメ」から。アイナメ科アイナメ属のスマートな体型の底物魚で仲間にクジメやホッケなどがいる、冷たい海を代表するロックフィッシュだ。何気に側線が5本あったりする。ルアーに果敢にアタック...
2024.02.14 03:24

鳴く魚(イサキ・シマイサキ・コトヒキ・グチ)

「イサキ」といえば塩焼きで非常に美味しい魚として有名だ。旬の晩春から夏場にかけて、他の魚が味を落とす時期に身に脂がのる。塩を振ってじっくりと焼いていくと、脂が表面に滲み出てきて皮がパリパリで香ばしい! そのパリパリ皮の保護効果で身がふっくらとコク甘くジューシー、噛めば旨味と脂が溢...
2024.01.30 12:22

夫婦の魚(ギザミ・キュウセン)

子供の頃から休みになるとよくオヤジに連れられ、ボートでの海釣りをよくしていた。小学2~3年生の頃だろうか。暑い夏は磯場に船を係留してミャク釣りで雑魚を狙うという。短い延べ竿にガン玉、小針の仕掛だ。エサはセト貝やらニシなどその辺の貝。潜って捕ってくる役目は子供だった筆者だ。糸を垂ら...
2024.01.29 11:43

謎の「和邇」(下)

(中)のあらすじ「和邇」はもしかしてチョウザメかもしれない…
2024.01.29 11:43

謎の「和邇」(中)

(上)のあらすじ「和邇」や「鰐」の付く滝や淵の地名が全国の上流にあるが…
2024.01.29 11:42

謎の「和邇」(上)

古事記や日本書紀などに出てくる「和邇(ワニ)」とはいったい何物なのか。サメの別名とされる「ワニ」の由来は、語源の界隈を超えて日本の民俗学・歴史学・言語学・生物学の学者たちの大論争を巻き起こし、江戸時代から現代まで結論が出ていない。各地の口伝に登場する「鰐・鰐魚」の正体はサメで間違...
2024.01.23 01:15

ハタ、クエ

「ハタ」は様々な種を含むグループの総称である。ハタ科は世界で64属475種、日本では30属129種が棲息すると言われる大きなもので、ほとんどが岩礁や珊瑚礁で暮らす肉食性の"ロックフィッシュ"だ。代表魚としてのマハタやお馴染みのキジハタなどなど、釣り人にとって憧れの魚であり好敵手で...
2024.01.22 02:01

サケ

魚の名前は、「その魚をズバリと表す特徴的な性質から付けられる」と常々思っている。そして昔の人ほど魚の事をよく観察し、よく性質を知っているとも思っている。魚の生態をよく知らない現代の学者たちが、現代語の発音や今の漢字の音や当て字を見ただけで提唱した説は、全く魚の生態やら当時の人々の...
2024.01.02 00:11

エビ

海のエビ(海老・蝦)の語源の定説とされているのは、「ブドウの色"葡萄色(エビ色)"に似ているから」となっている。その説の出自は新井白石の『東雅』(1719)で、「エビは其の色の葡萄(えび)に似たるをいひ、俗に海老の字を用ひしは、その長髯傴僂(ちょうぜんうる)たるに似たる故也」とあ...

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